園長だより~2018年 夏号~

【2018夏号】園長だより表【2018夏号】園長だより裏

『園長だより 2018年 夏号』

皆様、今年はとても暑い夏でしたね。
なので、生きることの大変さをかんじた夏でもありました。
さて、早いもので、稲光園で子ども美術に取り組んで6年ほどになります。いろいろ子どもたちから学ぶことばかりです。

子どもたちの絵の発達においてまず外界を変化させる興味の感情が主体的行動として絵を描く行為となります。活発な子どもの行動はすべて興味の感情といえると思います。
子どもたちの手と体の運動が、無意識の心や感情に結びついた自己表現となるのです。これらをアクション画と呼びたいと思います。過去には、なぐりがき、錯画、ぬたくり、スクリブルなどと呼ばれてきましたが、現代美術では、絵画を問い直し「ドローイング」、「ペインティング」など行為の名称そのものを用いています。

今は、ジャクソンボロック氏に習って、アクションペインティングをアクション画と呼ばれることが多くなり、子どもの行為そのものが子どもの作品であると評価されるようになりました。

たくさん遊んだ子どもは、沢山の絵を描かずにはいられなくなり、たくさん遊んだ子どもたちは、心が豊かに育っていきます。

稲光園 園長 佐々木 法音

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『園長だより 2018年夏号』・・・201809enchodayori.pdf(2.36MB)